2007年8月18日土曜日

Second Lifeなどでの被害について


 いまや、何処も彼処も「仮想世界」について推奨的なビジネスを供給しているのですが、いま、この「仮想世界」に警鐘を鳴らし始めていることにお気づきでしょうか?

Symantec公式Blogによると、Second Lifeのような仮想世界がユーザーの実生活にも被害をもたらしかねない状況になっているという報告がされています。

 Symantecによると、実生活と同じく仮想社会でもルールを守らない者は存在し、脅迫やいじめらに遭ったり、金銭を要求されて従わなければ仮想グッズが破壊されることもあるとの記述があり、実際にSecond Lifeでは大量破壊兵器も見つかっているという報告もありました。
 場合によってはオンラインゲームアカウント販売の方がクレジットカード番号を盗むよりも実入りが良く、ゲーム内スパムなどのビジネスが増大し、その宣伝のために次々と新しい手口が考案されているということです。
 これは一例ですが、オンラインゲームのWorld of Warcraftでは数週間前、死んだノーム(精霊)が空から大量に降ってきて、あるURLを構成するという「事件」があったそうです。これはスパマーがメッセージをばらまこうとして仕掛けたものだとSymantecは解説しています。
 先日のニュースでも、ブラジルで人気ゲームGunBoundの男性プレーヤーがリアルライフのデートに誘われ、女性に会えると思って出かけて行ったところ、地元の暴力団が待ち構えていて銃を突きつけられ、ゲームのスコアを暴力団のアカウントに移すよう要求された事件も起きています。(その後この暴力団は警察に逮捕)


 オンライン世界は安全な逃避の場ではなくなりつつあることを、ユーザーも認識する必要があるとSymantecは警鐘を鳴らしています。

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