2007年8月7日火曜日

「おサイフケータイ」使ってますか?~総務省調査から


電子マネーのタイプ別、年齢別保有状況

 


インターネットが普及し、消費者のネット購入進展はかなり進んでいます。



2006年末でインターネットの利用者の4割を超えるユーザーがネット購入を経験していることが、総務省が07年5月に発表した「平成18年通信利用動向調査*1から伺える事が出来ます。年齢層別に見ると30~40歳代で5割以上が購入を経験していた統計が、日経マーケット・アクセスでリリースされていました。参考までにご覧ください。

日経マーケット・アクセスのサイトはこちら

 また、今回の電子マネーの保有状況調査、FeliCa利用の私は非常に興味をもちました。クライアントに、電子マネー端末の広告提案を行ったこともあり、尚更かも知れませんね。
 交通機関やコンビニで利用するICカード型の保有比率が最も高く、電子マネー機能付きの携帯電話機の保有比率はICカード型の半分以下にとどまっています。保有している電子マネーの種類ではICカード型が最も多く71।6%、次いで携帯電話型(「おサイフケータイ」)が31.6%で、ICカード型の半分にも達していませんでした。電子マネーの保有比率を年齢別に見ると、30~39歳が最も多く約19%。30~39歳をピークに、年齢が上がっても、下がっても保有率は少なくなっているというところでしょうか?
 おサイフケータイ向けに「モバイルFeliCa」ICチップを開発しているフェリカネットワークスによると、
国内携帯電話事業者が販売したモバイルFeliCa ICチップ搭載の携帯電話機は07年3月で累計3000万台以上になったということです。
調査当時の国内の携帯電話契約数が約9700万なので、単純に計算すると約3割が電子マネー対応の携帯電話機を持っていることになるのですが、調査時期は少し違うとしても、携帯電話型の電子マネーの保有比率3.6%という数字は、かなり低いので驚きました。 この総務省の調査は、過去1年以内に一度も利用していない場合は、「保有していない」と回答するように注意書きされていますから、現状はかわっているかな?調査以降の新しいリリースが待ち遠しく思えます。携帯電話機に電子マネーの機能が付いていても利用の手段が分からないので使われていないというユーザーも多いのではないでしょうか・・・。

 ただ、「電子マネー」自体は大都市圏を中心に、交通機関やコンビニエンスストア・チェーンなどの少額決済に電子マネー導入が拡大しており、認知度が高まっているのは事実ですね。
例えばセブン アンド アイ ホールディングスの「nanako=ナナコ=」でしょうか。6月末で、Edyを抜かしてトップとなりました。

携帯電話の電子マネー機能の利便性が理解されれば、その利用比率は上昇していくはずなのですが、いかがでしょうか。


・・・みなさん、「おサイフケータイ」使われていますか?


*1 総務省が全国の20歳以上の世帯主がいる世帯およびその構成員に対し実施。
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