三越と伊勢丹が提携交渉をはじめました。 統合を視野に入れた交渉で、実現すれば国内TOPになります。
百貨店売上高で4位の三越と5位の伊勢丹が資本提携、経営統合をすれば合計売上高は約1兆5800億円となります。これは、今年9月に経営統合する大丸と松坂屋ホールディングスの新持ち株会社を抜き、業界トップの百貨店グループが誕生することになります。
百貨店業界は人口減による市場縮小や、大型ショッピングセンターを展開するスーパーに押され苦戦を強いられています。
日本百貨店協会が19日発表した2007年上半期(1~6月)の全国百貨店売上高(既存店ベース)は前年の同じ期間と比べて0・6%増の3兆7185億円と、上半期として10年ぶりに増加に転じていますが、これは各社が夏のセールを前倒しして6月末から始めた効果で「消費全体のマインド(心理)に力強さはみられない」と業界では依然慎重な見方をしています。
今回の経営統合で、更にメガ化する百貨店業界。消費行動に結びつく展開を期待したいところではあります。
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